今日の夢

2012年2月27日 日常
場所は遊園地。
学生旅行中(多分高校)。
一人の男の独白から始まる。

彼には不思議に思うことがある。
同級生のカップルがいる。
彼は彼女を「皆で見て回ろう」と誘う。
彼女はうれしそうな顔をする。
そこへ彼氏が現れて観覧車に乗ろうと彼女を誘う。
彼女は露骨に嫌な顔をし、彼氏はその顔をにやにや眺めている。
彼女の方は彼氏を嫌っている様なのに、どうして別れないのだろう。

彼氏視点に移る。
二人はその後結婚。
彼は仕事以外はほとんど外出しない。
彼には昔から、空から降り注ぐ灰の様な黒い粒が見えていた。
それは人に触れると、カスタードクリームに見えるバニラビーンズの様に、
少しずつ足元から蓄積していく。
やがて、頭の先まで真っ黒になると、その人は死んでしまう。

ある日、彼は妻と外出する。
公園で遊んでいる妻。
彼女はまだ膝上ぐらいまでしか染まっていない。
ふと空を眺めると何かがゆっくり、ゆらゆらと落ちてくる。
男の生首。全体的に煤けたような感じで、髪は長く、切断面は赤黒い。
他の人には見えていないようだ。
生首が彼女の頭に絡みつく。
みるみるうちに、彼女は全身が黒くなり死んでしまった。
彼はそれ以降の数年間、家から出ることは無くなった。

数年後、生首が他の人々に見えるようになり始める。
生首がきた人は死んでしまう。

人々は生首を防ぐ帽子を考える。
素材は皮、ダックスフンドの様な長い耳かけがあり、不思議な模様が描かれている。
それを着けることで、人々は生首から逃れることが出来るようになった。

・・・という話を、私は店主から聞いている。
店主は、不思議な帽子について私に説明してくれていた様だ。
私はそれをかぶってみる。そんなヨタ話を信じたわけではない。
ふと上を見上げると天井が無くなっていて青空が見える。生首も。
怖ろしくなって帽子が脱げないように、耳かけを引っ張る。
「これはこのためについていたのか」と納得する。
怖くて目を瞑っていると、頭の周りを首が回っている気配がする。
しばらくすると気配は無くなる。
店主が私に何か話しかけてくる。




憶えているのはここまで。
店主の台詞を憶えていないのが悔やまれます。

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